トイレにクッションフロアを選ぶ際、後悔を避けるには、
デメリットを理解し、適切な選択をすることが鍵です。
この記事では、
トイレをクッションフロアにすると後悔するのか?ということや
水に強く汚れが目立たない製品選びから、
正しいメンテナンス方法まで、失敗しないためのポイントを解説していきます。
トイレの床をクッションフロアにすると後悔する?
我が家のトイレの床はクッションフロアを採用していますが、
いまのところ、3年程度たって、後悔はありません。
リフォームしてから後悔するかどうかは、メリットとデメリットを理解しておくことが重要です。
トイレの床をクッションフロアにして良かったことを下記であげます。
施工が簡単
クッションフロアは柔軟なビニール素材でできており、カットしやすく設置も比較的簡単です。
DIYでもできちゃう!
リフォーム委託しても費用が安い。
賃貸などは入れ替えが激しいため、トイレや洗面所の床は消耗品だと思ってクッションフロアを採用している。
清掃のしやすさ
滑らかな表面で汚れが付きにくく、水拭きが可能なため、お手入れが簡単。
デザインの多様性
いまクッションフロアは、様々な色やパターンが選べ、
インテリアとの調和も取りやすいです。
トイレの床をクッションフロアにすることのデメリット
一方で、トイレの床をクッションフロアにする場合に
理解しておくべきデメリットには、以下のような点があります。
- 水への弱さ: クッションフロアの継ぎ目や端部分が完全に密閉されていない場合、水漏れが起きたときに水が浸透しやすく、下地を傷める原因になります。これはカビや腐食へとつながり得ます。
- 損傷リスク: クッションフロアは柔らかい素材のため、鋭利な物が落ちたり、重い物を置いたりした場合に傷や凹みがつきやすいです。
- 長期的な耐久性の問題: 長期間利用するとクッションフロアの表層が摩耗したり、色褪せたりする場合があります。また、日常的な使用による摩擦などで見た目が劣化しやすいです。
- 交換の手間とコスト: 損傷や劣化が進んだ場合には交換が必要となりますが、これには新たなクッションフロアの購入費用と工事費用がかかります。
- 温度変化への影響: クッションフロアは温度変化に弱い場合があり、暑さや寒さで伸縮しやすいです。それにより割れやずれが生じることもあります。
- 環境への配慮: クッションフロアの素材はビニール系の合成素材が多く、環境に配慮した素材選びを重視する方にとっては、避けるべきかもしれません。
トイレの床材を選ぶ際には、これらのデメリットを理解し、状況に最も適した選択をすることが重要です。
耐久性や将来的なメンテナンスの容易さを優先するならば、
タイルや天然石など他の素材も検討すべきかもしれません。
トイレをフローリングにすることのデメリット
ちなみに、トイレにフローリングを採用する際のデメリットには、以下のような点が挙げられます。
- 水への弱さ: フローリングは水に弱い場合が多く、トイレのような水回りでは水漏れや高湿度による膨張、変形、剥がれのリスクがあります。
- シミや変色: 水や汚れがフローリングの表面にしみ込むと、シミや変色を引き起こす原因になることがあります。
- メンテナンスの手間: フローリングは定期的なメンテナンスが必要です。汚れを放置してしまうと、劣化を早めたり見た目に影響を与えたりする可能性があります。
- 耐水性の改善が必要: トイレにフローリングを使用する場合は、耐水加工や防水シートの追加など、通常の施工より一層の防水措置が必要になります。
- コスト: 耐水性のあるフローリングや、長期にわたって美観を保つための高品質な塗装を選ぶと、コストが上昇します。
- 修理や張り替えの手間: ダメージを受けた場合に部分的な修理や張り替えが必要になることがありますが、それらは手間がかかる上に費用も発生します。
フローリングは見た目の美しさや、居住空間と統一感を出すための選択肢として人気ですが、
トイレという特別な環境には向かない可能性があります。
そのため、トイレ専用のフローリングや、もっと耐水性に優れた床材を選ぶことが推奨されます。
もしフローリングでもクッションフロアでもないなぁと感じているなら
フローリングとクッションフロアの間くらいの耐久性、機能性、費用のフロアタイルを使用するのも良いかもしれません。
クッションフロアは水拭きで掃除できる?臭いはどうやってとる?
クッションフロアは水拭きでの掃除が可能です。
実際、その手軽さとお手入れのしやすさは、クッションフロアの大きなメリットの一つです。
ただし、以下のポイントに注意してください。
- 水分の使用量: 過剰な水分は継ぎ目から浸透し、下地を損なう原因になりますので、ぬれ雑巾やモップで拭く場合には、水分を十分に絞ることが重要です。
- 掃除用洗剤: 普段のお手入れには中性洗剤が適しています。アルカリ性や酸性の強い洗剤は、クッションフロアの表面を傷める可能性があるため避けてください。
クッションフロアからの臭いを取り除く方法としては、以下のような手順をお試しいただけます。
- 換気: 新しいクッションフロアのにおいは、時間が経つとともに薄れていきますが、より早く消すには良好な換気が効果的です。窓を開けるか換気扇をしっかり回して空気の流れを良くしましょう。
- 重曹利用: 重曹は自然な消臭剤です。薄めた重曹水で拭くか、乾燥した重曹をまんべんなく振りかけてしばらく放置したのちに掃除機で吸い取ると良いでしょう。
- 専用消臭剤: 市販されているクッションフロア用消臭剤や、室内用消臭剤を使う方法もあります。ただし、使用前にはクッションフロア表面にダメージを与えないかどうかを確かめるため、目立たない箇所で試してください。
これらの方法で日々の掃除と臭い対策をしていくことで、クッションフロアは清潔に保ちやすくなります。
きちんとしたお手入れ方法をすれば、
後悔することなく長期的に傷も少なく利用することができますよ。
トイレのクッションフロアで汚れが目立たないおすすめの品
トイレのクッションフロアで汚れが目立ちにくい品を選ぶ際は、
柄や色合いが重要なポイントとなります。
おすすめするには次のようなタイプがあります。
- マットな質感のもの: 光沢のある表面よりもマットな質感の方が、水滴や汚れが目立ちにくいです。
- 小さな柄や細かい模様が入ったもの: 細かい模様や柄があると、小さな汚れや傷が目に付きにくくなります。
- 暗めの色や多色使いのデザイン: 暗い色や、複数の色を使用したデザインは、汚れを目立たなくする効果があります。
- 自然素材を模したデザイン: 木目調や石目調など、自然素材を模したデザインも汚れが目立ちにくく、落ち着いた印象を与えます。また部屋との統一感も出ます。
- 抗菌・防汚加工が施されているもの: 表面に抗菌や防汚加工がされているクッションフロアは、汚れがつきにくく取り除きやすいため清潔感を保ちやすいです。
具体的な商品選びでは、メーカーのカタログを参照したり、
ホームセンターや専門店でサンプルを見ることをお勧めします。
使用状況やお手入れの方法に合わせて最適なものを選ぶことが大切です。
また、家族の意見も取り入れ、実際の空間に溶け込むものを選ぶと良いでしょう。
まとめ
トイレにクッションフロアを施工する際には、水濡れや汚れに強い素材を選ぶことが肝心です。
汚れが目立ちにくい色や柄のもの、抗菌・防汚加工が施された製品がおすすめです。
定期的な清掃や適切なメンテナンスを心がけることで、美しい見た目を長持ちさせることができます。
正しい製品選びとケアを行えば、後悔することはありません。
この記事を参考にして、快適で機能的なトイレ空間を実現してください。