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不動産業界はやめとけ?不動産屋で働いてわかったことと向いてる人と向いていない人を解説!

2023-12-23

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「不動産業界はやめとけ?」この質問の明確な答えはありません。

なぜなら、不動産業界は高収入を手に入れるチャンスがある一方で、

競争が激しく、仕事のストレスや不安定な収入が離職率を高めているから。

この業界で働くことと成功することは、特定のスキルと適応性が必要です。

つまり、一概に「やめた方がいい」とは言えないし、「全ての人にとって理想的」とも言えません。

この記事では、私が不動産業界で働いてわかったこと・学んだこと、

そしてこの業界に向いている人と向いていない人の特徴について解説します。

 

不動産業界はやめとけ?

「不動産業界はやめとけ」は、

不動産業界へ興味がある人やキャリア構築を考える人への警告や助言として言われることがあります。

以下、具体的な理由をします。

 

高いストレス

不動産業界は高いストレスを伴う仕事です。

売買や賃貸の取引が成功するまでの過程は、多くの調査、交渉、契約処理を伴い、

売主や買主とのコミュニケーションは時に困難を伴うこともあります。

未経験から始めると覚える用語もたくさんあります。

 

異常な労働時間

対応可能な時間は顧客のニーズによるため、

不動産営業マンは週末や夜間の労働を含む長時間働くことが求められることがあります。

私は対法人の業者にいたので、週末や夜間に働くことはあまりありませんでした。

 

経済状況の影響

不動産市場は経済環境に大きく影響を受けます。

不況時には売上が大きく減少する可能性があります。

「不動産管理」の会社へ行けば、管理費はほとんど固定費となりますので、

不況時でも安定的な収入を得ることができます。

 

手数料ベースの報酬

不動産業界の多くは成功報酬型、つまり歩合制の給与を採用しており、

売買または賃貸が成立しなければ、稼ぎがありません。

実力主義といっても過言ではないでしょう。

 

専門知識と経験がものをいう

不動産業界は規制や法律、市場の細かな知識を必要とします。

経験を積むまでの時間と労力が求められます。

 

以上のような理由から、「不動産業界はやめとけ」というアドバイスがあるかもしれません。

ただし、これらの挑戦を逆に乗り越えられるチャンスと考える人もいます。

 

不動産業界で働いてわかったこと

私が「不動産業界で働いてわかったこと」について、以下に書いていきます!

 

顧客サービスの重要性

顧客との良好な関係を築くことは不動産業界において非常に重要です。

購入者や売主との信頼関係を築き、彼らの求めていることを解決する能力が成功の鍵となります。

相手のニーズを理解する力がつきます!!

 

市場の変動性

不動産市場は非常に変動性が高いです。

経済の全体的な状況だけでなく、季節、地域の動向、政策変更などによるものです。

リアルタイムで市場情報を把握したり、法律の改定などに適応する能力が求められます。

 

複雑な手続きと法律知識

不動産取引は複雑な手続きと法律を伴います。

契約書の作成、必要な文書の準備、法的要件の理解など、専門的な知識と技術が必要となります。

 

高いストレス耐性

取引がまとまるまでのプロセスはストレスが伴うことが多く、

特に取引の交渉段階では高いストレス耐性が求められます。

ゆみか
不動産業界にいるとメンタルが一層強くなります!

 

自己啓発の重要性

不動産業界では絶えず新たな知識やスキルを学び続けることが重要です。

業界の動向、法律の変更、新しいマーケティング戦略など、常に最新の情報をキャッチアップし続ける必要があります。

資格もたくさんあるので、持っていない人は取得を目指すのもよいかも。

 

横の「つながり」の重要性

不動産業界では「つながり」が成功をもたらします。

お客さんの紹介や業界内のプロとの良好な関係は、新しいビジネスチャンスをもたらすことがあります。

時として、飲み会やつきあいが多くなる傾向にある業界でしょう。

 

不動産業界で働くことにより、時にストレスをかかえながら、

多くの重要なスキルと知識を身につけることが可能となります。

 

不動産業界どんな人が向いている?向いていない人は?

不動産業界は多様なスキルと人格特性を要求するため、

特定のタイプの人々が特に向いていると言えます。

また、それと同時に業界に向いてないい人もいます

 

不動産業界に向いている人

 

  1. 人間関係を構築するのが得意: 顧客との長期的な関係を築く能力、また問題解決スキルを持つ人は不動産業界で成功しやすいです。
  2. 柔軟さがある: 市場や顧客の要求に迅速に対応できる人、また変化に対応しやすい人は不動産業界に適しています。
  3. 自己駆動型: 自ら目標を設定し、それに向かって働くことができる人は、成功報酬型のビジネスモデルである不動産業界に向いています。
  4. 専門知識と学習意欲がある: 不動産市場、契約法、地方規制についての知識が必要で、これらを学び続ける意欲がある人に適しています。

 

一方で、不動産業界に向いていない人は以下のような特性を持つ人々です。

 

  1. 不確実性に対処できない人: 取引が成立するかどうかは常に不確実です。また、不動産営業マンの収入は売上に直結していますので、収入の不確定性にストレスを感じる人は不向きかもしれません。
  2. 長時間労働に抵抗感がある人: 不動産業界は、顧客の都合に合わせるために夜間や週末に働くことが求められることが多いです。これに対応できない人は向いていません。
  3. 独立した作業が苦手な人: 数多くの不動産営業マンは独立して働くため、自分でスケジュールを管理したり、問題を解決したりするスキルが必要となります。

 

不動産業界はその特性上、ある程度の人間関係スキル、営業スキル、問題解決能力、耐久力を要求します。

これらに自信がある人は向いているかもしれませんが、

それに欠ける人は別の業界を検討した方が良いかもしれません。

 

上記は一般的な不動産営業マンを指しますので、

第一線ではないバックヤード部門で働くのであれば、必ずしも該当しないでしょう。

ただし、不動産業界でも事務などになると、他業種と比べて高収入にはなりえません。

 

不動産業の悪いところは?なぜ離職率が高い?

不動産業界歴が長くなってしまったので、外から業界を眺めることは少ないですが、

外からみた不動産業の悪いところやなぜ離職率が高いか考察しました。

 

不安定な収入

不動産営業マンの収入は、売買や賃貸の成功に直接つながります。

契約が上手くいかない月は収入がない可能性もあります。

このような収入の不確実性は、特に始めたばかりの営業マンにとっては大きな負担となります。

固定給の部分が増えてきた会社も多いので、一概には言えませんがね!

 

物件の販売を仲介する難しさ

売主からは最大限の価格を引き出すよう圧力を受け、

買主からは最安値で購入できるよう圧力を受けます。

この両方の期待を満たすことは非常に困難です。

 

競争の激しさ

不動産会社は多く存在し、

独自のビジネスを築き上げたり、他社に競り勝つのは容易なことではありません。

 

不規則なスケジュールや長時間労働

不動産売買はお客様の都合に合わせる必要があります。

そのため、平日のみ、または9時から5時の勤務ではなく、週末や夜間に対応する必要があります。

プライベートとのバランスを崩し、ストレスの原因となります。

法人向けのサービスを行っている不動産会社であれば、対顧客がなくなるので、

平日のみの仕事となるところもありますが、最初から法人向けの会社に入ることはなかなか難しいケースが多いです。

 

高いストレス

顧客の大きな生活変化をサポートする役割は、ストレスがかかることがあります。

特に複雑な交渉を行ったり、交渉や取引が失敗したときにはストレスが溜まります。

不動産取引は高額な買い物であり、これに関わるお客様のストレスは高いです。

そのストレスを吸収し、解決に導くのが不動産営業マンの役割ですが、耐えられない人も少なくありません。

 

教育と研修の不足

不動産業界における成功のためには、

市場知識、法律、営業技術など、多くのスキルと知識が必要になります。

適切な教育や研修を受けられない場合、新人営業マンは早期に離職する可能性があります。

 

ガラが悪い人がいる

昔の不動産会社の名残かもしれませんが、

おしゃれを通り越して、ガラの悪い人が一部にいるのは事実です。

胸元にネックレスジャラジャラ、腕時計が派手など…(汗)

ストライプのスーツ着てる人みると図面持ってたりすることが多いよね!

あ、やっぱり不動産屋さんだ!と業界人がなんとなくわかります。

 

 

不動産業界の仕事は報酬が高い一方で、上記の挑戦を伴います。

業界に参入する前に悪い点の可能性を理解し、

自分がこれらの挑戦にどのように対処できるのかを考えてみることが重要です。

 

不動産業界は離職率が高いとされています。

だからと言って、全ての人にとって難しい業界というわけではありません。

柔軟性、自己駆動性、問題解決能力を持つ人々は、この業界で成功を収める可能性が高いです。

 

不動産業界はなぜ給料が高い?

不動産業界における給料が高い主な理由を下記で解説します!

都市の拡大

都市化に伴い、不動産の価格は上昇傾向にあります。

不動産取引価格が上昇すると、成功報酬型の報酬も増加します。

地方はなかなか取引価格があがらないので、給与もあがりにくい場合が多いです。

 

成功報酬型ビジネスモデル

不動産営業マンの報酬は歩合制の部分が多く、成功すれば大きな報酬を得ることが可能です。

ゆみか
私も20代で年収2000万円の営業マンにも会いましたよ!めちゃくちゃ勉強されていて清潔でさわやかな方で努力されているのが伝わってきました

 

高い責任とリスク

不動産営業マンは顧客の重要な決定を支援し、高額なリスクを負います。

その負担に見合う報酬が支払われます。

 

サービスの専門性

不動産市場は地域によって異なり、その理解と解釈は専門知識を必要とします。

その専門性により、高い報酬を求めることが可能となります。

 

それに加え、働く時間が長いという事実もあります。

不動産業界では夜遅くや週末に働くことも珍しくありません。

これらの時間外労働も合わせて、不動産業界での給与が高くなる要因となっています。

サービス残業のケースもあるけどね…(-_-;)

 

まとめ

不動産業界は報酬が高い一方で、それなりの難しさと挑戦があります。

具体的には以下のような特徴があります。

 

収入が高い理由

  1. 都市の拡大や不動産価格の上昇により、取引価格が上昇している。
  2. 成功報酬型ビジネスモデルにより、売買契約が成功すれば高い収入を得られます。
  3. 高い責任とリスクを伴い、その負担に見合った報酬が支払われます。
  4. 専門的な知識を必要とするサービスを提供します。
  5. 長時間労働が必要な職業でもあります。

難しさや挑戦

  1. 収入の不安定性: 取引が成功しないと収入が発生しないため、収入の不確定性があります。
  2. 高いストレス: 高額な不動産取引に関わるお客様のストレスを吸収し解決導く役割があるため、そのストレスが離職率を上げる原因となります。
  3. 長時間労働: 夜間や週末に仕事をすることもあり、ライフワークバランスの崩れを招くこともあります。
  4. 強い競争:新規不動産会社が既存の市場に参入し、競争が日々激しくなっています。他社に競り勝つのは容易ではない場面も。

これらの理由から、不動産業界は高収入を得る一方で離職率も高いとされています。

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