社会人になって、年収がそこそこついてくると、
「投資用マンションを買いませんか?」と電話がかかってきたりしませんか??
なぜ不動産営業マンは自分で「儲かる」というマンション投資をやらないのか?
もし不動産投資用のマンションを販売する営業マンに物件購入を勧められたときに、
「そんなに、儲かるなら、他人に勧めずにご自身で購入されてはいかがですか?」
「それだけいいものならあなたも買ってるんですよね?」と言った場合どのように返答されるでしょうか。
この質問をする人は大きく分けて3つのパターン
- 「本気で疑問に思っている方」
- 「意地悪をして営業を試したい方」
- 「断り文句」
上記のどれかがほとんどだと思います。
営業マンの答えはごく普通で「購入できない」です。
これは「自分は買いたくない」のではなく、本当に購入出来ないのです。
理由は単純明快で「資金がないから」。
現金があればもちろん購入可能です。ただ普通のサラリーマンが数千万円の現金は持ち合わせているはずもありません。
投資用ローンはどうかというと、金融機関は投資マンション販売会社に勤務している人に投資ローンを組ませてくれないのです。
つまり、不動産投資マンションの営業マンにとって、自分が販売しているマンションが買えないのです。
だからあまりこういった質問を意地悪でしても意味ないかな~と思います。
新築マンション投資のメリット・デメリット
不動産の場合、株式の短期売買目的等のように一瞬で大暴落や投資先企業が破綻して0というリスクは少ないです。
室内での自殺や殺人など防ぐこのが難しいリスクも一部ありますが、保証会社や保険の活用などで大半のリスクは回避できます。
新築マンションのメリットは、販売価格で不動産投資ローンを使って買うと赤字になります。
その赤字分で本業で納めている所得税を還付してもらいましょうという勧め方をしている営業マンもいるようです。
高額納税者が感じる、税金払うのもったいないなという気持ちを突いた営業ですが、そもそもその考えは投資じゃないだろうと考えます。
ですので、大して所得税を納めていない庶民のサラリーマンには何のメリットもないというか、なけなしの給料から追い銭をしなくてはいけないデメリットしかないのでまずやらないほうが良いでしょう。
中古マンション投資の市場について
中古マンション投資の場合だと、物件価格と月額賃料とを比較した利回りをもとに現金で買える程度のものから不動産投資ローンを組んでも利益が出るものまで幅広く市場にあります。
本当にいい物件は市場に出る前に不動産業者が自分で買ってしまったり、会員組織(メルマガやLINE)を作ったりしてお得意さん限定で優先的に紹介してしまうことも多いです。
実際に中古マンションの販売業者に問い合わせして、お会いすると、自分で物件を持っている営業マンに出会います。それは自分が良いと思っているからです。
良い営業マンの見つけ方も参考に、騙されないようにしましょうね♪
どこともなくかかってきた電話で繋がれた営業マンが、「あなたにだけいい情報」です!なんてことはまずありえないので、投資をするなら厳しく吟味しないといけませんね。
本当に不動産投資の営業マンを断りたい場合は?
本当にしつこい、悪質な勧誘などには毅然とした態度で応対しましょう。
不動産業者は「宅建業」という免許制なので、許認可をする、都道府県か国土交通省にクレームを入れるべしです。
業務停止になると販売の際に必要になるローンを貸してくれる金融機関が取引を停止し、やがて倒産に追い込まれます。
ただそんな面倒なことをしなくても、営業を断りたければ何も言わずにすぐに電話を切るだけで良いはずです。
誰の時間も精神も消耗しない方法です。
営業マンはただ次のリストの人に電話をかけるだけですから。